　今春の村上ダイヤモンドカップ８００ｋｍを唯１羽帰りで総合優勝した西岡鳩舎は、この春の２回目となる総合優勝でした。
昨春も新潟空港７００ｋｍチャンピオンカップで愛媛支部合同会の唯１羽帰り総合優勝をされています。
２年続けての快挙には、驚きました。山陽支部合同会でも参加鳩の１割を切る低帰還率の難レースとなりました。
　（愛媛支部合同会と香川支部合同会を含めて２年連続の唯１羽帰りです・・・・・凄いことです。）
西岡鳩舎に色々と聞いてみました。種鳩は仮母を含めて１５ペア、作出７５羽とのことでした。この２年間の訓練後の参加鳩は
１８年秋スタート数６２羽、１９年春のスタート数２９羽、１９年秋のスタート数３６羽、２０年春は２２羽でスタートしました。
舎外運動は強制で６０分以上、訓練は若鳩８月～９月、１２回～１５回実施、香川方面は観音寺６０ｋｍ、福山方面は福山５０ｋｍまで行う。
秋レースは訓練と考えて２００ｋｍまで、３００ｋｍはお付き合い程度で、昨年秋は１２月だったので参加していない。
２０年春のレース前訓練は、新居浜３０ｋｍ、瀬戸田２５ｋｍ、尾道４０ｋｍで、レースに突入したそうです。種鳩は、実績重視でタテ・ヨコ・
ナナメに飛んでいる系統を所望とのことです。舎外運動・訓練等で猛禽類に追われてパニックになるような鳩は淘汰の対象だそうです。
舎外運動で、猛禽類の被害を恐れて舎外を止めることは無く、残らないときは親を淘汰する。徹底しているようです。
とにかく、メンタル面に強い鳩を作らないと鳩は帰らない、残らないようです。村上ＤＣに、５羽参加した鳩のうち２羽目が７日目に、
後日帰りした鳩は、４００ｋｍ総合優勝鳩だと知らされた。
全兄弟に、１６年村上ＤＣ総合優勝の”しまなみスピリッツ”、１５年村上ＤＣ後日帰りの”Mayu" の、チャンピオンと、父鳩の異母姉鳩に
１１年４００ｋｍＳＣ総合優勝の”イスラエル” を併せてご紹介いたします。